私自身これまで多くの国々や地域を旅してきました。そのため、マラケシュの賑やかな市場や、トスカーナの穏やかな田園地域など、私の料理はすべて旅からインスピレーションを得ています。それぞれの場所、それぞれの文化、地元の料理人たちとの会話からヒントを得て、今のスタイルが仕上がったといっても過言ではありません。世界各国の料理のエッセンスを取り入れつつ、地元でとれた新鮮な食材を使うことで、多彩なメニューが生まれているのです。

料理とは、単に食材をカットし、火を通し、お皿に盛り付けることではありません。食材それぞれの起源を理解し、技法を尊重し、伝統的なアプローチを受け継いでいくことなのです。これには、安心安全の食材を育ててくれた農家の人々、職人、食品生産者への感謝の気持ちも含まれます。

一皿一皿に込められた大切な想い、創造性、職人技を味わってみたいと思われましたら、ぜひminayoにお越しください。ここで味わう一口一口が、お客さまご自身の美食の旅の第一章となることをお約束いたします。食への情熱をより多くの人々と分かち合えることを心待ちにしております。

minayoメインシェフ 中本弘毅